社会の変化に追いつけるのか?20年間横ばいの江東区男女共同参画事業

2018年5月8日

2009年度決算審査特別委員会

男女共同参画推進センター。たくさんの三人乗り自転車が並んでいます。交通の便が悪い立地ですが、直営化の中で生まれ変わろうとしています。注目したいものです。
男女共同参画推進センター。たくさんの三人乗り自転車が並んでいます。交通の便が悪い立地ですが、直営化の中で生まれ変わろうとしています。注目したいものです。
 女性差別をなくし共同参画社会をつくる動きは1975年国際婦人年に始まったといえます。このような国際的動きの中で、日本は1985年に国籍法改正など国内法の整備を進め、同時に男女雇用機会均等法が公布され女子差別撤廃条約を批准ました。たった30年前のことです。
 
 江東区では1991年、待ち望んだパルシティー江東(女性センター、現男女共同参画推進センター)を扇橋に開設。この年度の男女共同参画関連事業は1億6841万円。一般会計はこの20年で約1.5倍になり、大幅に人口が増えたにもかかわらず、関連事業の2009年度決算は1億6647万円と、若干減っているのは問題です。
 
 設置20年を迎える男女共同参画推進センターは保育室が利用者に喜ばれその役割を果たしていますが、男女共同参画条例を持つ江東区の拠点施設としての専門性・先見性・企画力、エンパワーメント機能など、はなはだ不十分で地域文化センターとの違いを明確にできていません。
  
 来年度からのセンター直営化に向け区民参加の議論の場を設けるよう質問しましたが、12月のパブリックコメントの実施と11月9日開催のシンポジウムを共通認識を持ち区民とともに考える場とするとの答弁でした。
 私薗部はシンポジウムに参加しましたが、単なる話を聞く場であり、啓発の場にはなっても区民参加の議論の場とは言えないものでした。問題です。
 センター運営への区民参加には、協議会を設けるとの答弁でしたが、実施を見守りたいとおもいます。
 
 「育メン」がもてはやされ、父親の育児参加を後押しする雇用機会均等法の改正、ワークライフバランスが企業戦略として語られ、貧困と生きにくい社会を反映しDV(ドメスティックバイオレンス)が社会問題化。女も男も多様な価値観を認め合い平等に自分らしく生きられる男女共同参画社会の実現が求められています。
 センター設置20年、条例制定5周年の節目の年に、拠点センターとして、男女平等・共同参画の専門性を持った人材の登用と育成に充分に予算を投入するとともに、区民協働による新たな江東区の男女共同参画事業の展開が必要です。